11.おことわりします



 僕が2回入院した精神病院は解放病棟の病院でしたが、規模が小さくベッドがなかなか空きませんでした。そのあいだに、一軒別の閉鎖と解放の両方がある比較的規模の大きな病院を紹介されて行った時、「おたくはうつ病と境界例ということですが、真夜中に注射を打てだの、救急車を呼べだの言いませんか?」とうちの家族に聞かれ「はあ、確かにそういうことも...」と答えると、「うちは境界例の患者さんはおことわりします。お引き取り下さい。」と入院を断られてしまった。「いや、ご迷惑をかけるようなことはしませんからお願いします。」と僕がすかさず言うと、「ホントのうつ病の患者さんはそんなふうに自己主張しない。」と言われた。わしはホントのうつ病じゃないんかい^^;(確かにそうかもしれんけど)。そのことを紹介してくれたクリニックの先生にしたら、「○○先生でしょ?」と聞かれ、確かにそのとき応対したドクターの名前をあげ、「あの先生は境界例の患者さんにさんざん振り回されたことがあるからやけに嫌がるんだ、困ったね。」と言っていた。でも、そんなドクターばかりだったら境界例は一体誰が診るんだー!と言いたかった。


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