できることから


 あなたのやりたいことはなんですか?あなたの夢は?理想は?どんなことが楽しい?どんなことが生き甲斐?将来どんな自分になりたい?。。。そんな問いかけのすべてが、私は苦痛で苦痛でなりませんでした。とにかく今日一日を必死に生きることが精一杯だったからです。だから、楽しいことややりたいことなど考えている余裕などありませんでした。それらの質問よりも、どうやって生きたらいいんだろう?という自問自答で毎日をなんとかやっとの思いでやり過ごしていた気がします。

 いま同じようなことで苦しんでいるあなたへ伝えたいことがあるとしたら、もしあなたがやりたいことや生き甲斐に感じたり楽しいと感じたり満足できるようなことがなかったとしたら、まずは、あなたができる最小限のことからやってみてください、ということです。あるいはあなたが必要とされていることから始めてみてください。やりたいことが見つからない、という状況はいまの私も昔の私もそう状況が変わっているとはあまり思えません。でも、自分にできることをコツコツとやっているうちに、結果があとからついてきているように思います。そして、できることをやっているうちに、それがやり慣れていることならなおさら、ほんの少しの余裕と自信が出てきます。それをバネに、毎日過ごしているのと、何にもしないで不安やプレッシャ−や焦りばかりがつのっていた頃とはやはり、精神的な安心感が天と地のように違います。

 妻と話し合ったことがあるのですが、私はどうやら毎日スポットライトを浴びているようなことがしたかったようです。自己愛が強かったせいか、小さい頃からちやほやされて育ったせいか、本当にそれが快感でたまらなかったみたいです。でも、冷静に考えたら、自分が脚光を浴びるようなことって人生の中でほんとに数えるくらいしかないのだということに気がつきました。いまは、それをかなえるために下積みとしてコツコツと自分にできることを自分にできる範囲でやっていようと思い直すことにしました。確かに自分には自分だけの魅力や個性があると思っています。でも、自分は特殊な才能があって有能で天才で世間はそれを正当に評価しない、などというのはどうやら思い上がりだったようです。それよりも、身近な大切な人の喜ぶ顔がみれれば、それだけで十分と思えるようになったのです。

 正社員で働く勇気がまだ持てないというあなたは、簡単なバイトや家事の手伝いでもいいから、自分にこれならできそうだ!と思えるようなことをぜひ、やってみることをおすすめします。


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